今年も猛暑日が続き、毎年「例年より気温が高い」と天気予報で聞いている気がします。私の感覚では、9月はもう「秋」だと思っていたのですが、実際には連日猛暑日。さらに10月に入っても暑い日は続き、10月頭も半袖で過ごしていた気がします。
ところが、急に寒くなり10月後半にかけてあっという間に長袖ではないと過ごせないほどの冷え込みに。この前まであんなに暑かったのに!?とびっくりします。「徐々に涼しくなっていく」という秋のイメージとは違い、まるでスイッチを切り替えたように季節が変わった印象でした。
そもそも、秋の定義って何なのでしょうか。気象庁では9月~11月を指しているそうで、気温で表すと最高気温が20~25℃、最低気温が10~15℃だそうです。しかし、今年の9月は全国的に真夏日が続き、10月も平年より1.6℃高いという観測が出ています。秋が短くなる背景には、太平洋高気圧の長期滞在や偏西風の蛇行、そして地球温暖化により気温底上げが原因がとされています。これらが重なり、「残暑+急な冬入り」という体感を生み出しているみたいです。
秋が短くなっている現象は、気温の話にとどまりません。季節の変わり目が急激になることで、私たちの生活や体調にも影響が出始めます。気温の変化が急すぎることで、体がうまく順応できず、自律神経の乱れや風邪、頭痛などの不調を訴える人が多くなります。特に、朝晩の冷え込みと日中の気温の差が大きいと、服装の調整が難しく、体温調整に負担がかかります。ちなみに、私もこの寒暖差にやられて風邪をひいてしまいました。
また、急な寒暖差は睡眠の質にも影響を与えます。寝具や室温の調整が難しく、眠りが浅くなったり、寝つきが悪くなったりすることもあります。
生活面でも、衣替えや冷暖房の切り替え、食材選びなど、季節に合わせた行動がしづらくなっています。食欲の秋というのに、秋の味覚を楽しむタイミングが短くなり、秋の行楽シーズンが暑さや寒さに制限されるなど、季節の楽しみ方にも変化が生じています。
このような気候の変化に対応するには、天気予報をこまめにチェックしたり、服装を気にしたり、ちょっとした工夫が大切かもしれません。
ほんの一瞬でも「秋らしさ」を感じられる時間を大切に過ごしていきたいと思います。
引用サイト
10月は上〜中旬と下旬で傾向激変 月平均気温は過去2番目の高さに – ウェザーニュース
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