最近よく聞くIT用語を、IT初心者が調べるとどんな事がわかってくるのか?を、

せっかくなので、この場を借りて書き起こしてみたいと思います。

― AWSってそもそもなんですか? -

Amazonが提供しているクラウドコンピューティングで、インフラストラクチャテクノロジー(ストレージやデータベースなど)や最新鋭のテクノロジー(機械学習やIoTなど)をより多く提供することを特徴としているサービス。

また、強固なセキュリティも特徴として挙げており、高い機密性が求められる組織のセキュリティ要件を満たすように構築されていて、提供しているサービスを利用するユーザーデータは全てデータ暗号化機能によって暗号化されている。

― クラウドコンピューティングがわかりません? -

まず、クラウドとは「インターネット上の仮想基盤」を意味しており、PCやスマホなどの端末にデータを保存するのではなく、インターネット上に存在する仮想空間に保存して運用することを「クラウド化」という。

このクラウドには「パブリッククラウド」と「プライベートクラウド」があり、最近では、

オンプレミスと組み合わせた運用形態の「ハイブリットクラウド」や特定のユーザーや企業のみを対象とし、自社内のインフラ環境と組み合わせて、独自のクラウド環境を構築する。

― なんでAWSが注目されているの? ―

AWSのメリットは6つ。

・セキュリティレベルが高い

機密性の非常に高い企業にも導入されるほどにセキュリティレベルは高く、専用のエンジニアによって常に最高のセキュリティレベルを維持している。

・導入コストが削減できる

自社内にサーバを構築する必要がないので、初期費用を大幅に削減できる。

・柔軟性や拡張性が高い

サービス契約の変更のみでサーバの容量やスペックを拡張できる。

・障害に対するリスク分散

AWSのデータセンターは世界中に設置されていることから、データ障害や大規模災害が起きた際のリスク分散ができる。

・最新のハードウェアにアップデート

定期的にハードウェアのメンテナンスや最新のハードウェアへアップデートが行われている。

・管理人員の最小化

サーバの準備や管理・運用をAWSが担っているので、管理人員が最低限で済むことになる。

― AWSにはメリットしかないの?

もちろんデメリットもあります。

・従量課金制となっているので、利用料が使用している期間は継続的に必要となる。

・自由度が低い

柔軟性や拡張性は持っているが自社の業務に合わせた細かな調整は出来ない。

※ただし、数多くのオプションは用意されている

・ダウンタイムの対応が必要

AWSのメンテナンス日にシステムが一時停止されるため、メンテナンス日に合わせた運用スケジュールが必要となる

・多くのサービスを組み合わせる設計が必要

AWS内のサービスが数多く用意されているため、各サービスの概念を理解し、業務に合わせて設計する必要がある

・障害発生時の対応を考える

AWSに限ったことではないが、システムである以上、障害は発生するため、AWSの対応が完了するまでの障害対応について準備が必要である

― AWSで出来ることってなんですか? ―

数多くのサービスを展開しているので一部を紹介する

・Amazon Simple Storage Service

オンラインストレージサービスとなり、データの種類を問わずに保存・保護する

・AWS Lambda

AWSのサービスを起動させることができるサービスで、様々なサービスと組み合わせて条件に合わせて自動起動などができる

・AWS Command Line Interface

コマンドでAWSの複数サービスを自動化できて、すべてのサービスを一つのインターフェースで制御できる

・Amazon Elastic Compute Cloud

AWSが提供する仮想レンタルサーバで、初期費用を抑えてWebサイトを運用できる

・Amazon Relational Database Service

AWSのデータベースサービスで、様々な情報データベースを管理できる

・Amazon Elastic MapReduce

膨大なデータを扱う機械学習や科学データの分析を行う際に、高速処理を可能とする

難しい用語も多く、まだまだ理解している部分は一部だと思っていますが、今の知識で理解しただけでも、活用範囲が広いサービスであることはわかりました。

ただし、サービスが豊富な分だけ、設計することは簡単ではなく、AWSの理解が深いエンジニアの方々が必要不可欠であることもわかりました。

様々な企業が導入しているサービスは、コストとリスクを抑え、可能性を広げるシステムとして提供されているからこそ選ばれていると確信しました。