私たちから見るIT業界の将来性は、AIによって生み出されるものかもしれない。

昨今、AIの発達や利用法の拡大がなされています。一部の論文では、2010~2030年の間に米国で仕事に従事している方々の47%のうち、70%は将来的にAIやロボットに仕事が置き換わると伝えています。

これはAIの進化により、単純なルーティンで行う作業だけでなく、非ルーティン作業にもAIが対応してていることが原因といえます。これは米国だけでなく、世界的な雇用問題につながるかもしれないと私たちは考えます。

IT業界に絞ると、OpenChatというAIチャットサービスの中ではコードの設計書をAIに与えることにより、コードを生成できることがすでに可能となっています。これにより、IT業界の仕事はなくなるのでしょうか。

 結論から述べると、IT業界の仕事はなくなることはないと言えます。ですが、必要な能力が変化していくことになると私たちは考えます。

AIを使用するにしても、そもそもの設計や生成したコードを読む力・編集する力が必要であるため、生成するコードの言語の知識も併せ持たなければなりません。それに加えてAIを使用する技術も必要であるため、ある程度の専門的知識が必要になることが予想できます。

従って、IT業界の仕事はなくなることはありませんが、変化していくと考えられます。

これからの時代、IT業界だけでなく様々な事業がAIによって奪われていくかもしれません。それに対応していくためには、私たちは変化し対応していかなければ従事する仕事もなくなっていきます。

ですが、AIへ上手に対応することができれば、新たな仕事も生まれ雇用も保たれるのではないかと私たちは考えます。

私たち新入社員だけでなく、これからIT業界で働いていく方々にとって何が必要となるのでしょうか。

私たちが考えるのは、AIが不得意であると考えられる人とのコミュニケーション能力や新たなことを知るアンテナを張ること。また、トラブルや様々な要求に対応するための柔軟性をもつことが、AI化の進むこれからの時代に必要とされるのではないでしょうか。